サステナビリティ

持続可能な未来を拓く日食工活動

日食工は、国連が提唱する「SDGs(持続可能な開発目標)」に賛同し、会員企業の支援に努め、関係省庁・団体等とも協力しつつ、一つでも多く私たちにできることを考え、行動しサステナビリティ社会の実現に向けて事業を展開してまいります。

トップメッセージ

一般社団法人日本食品機械工業会 会長 大川原行雄

食品機械産業は、食品の安心・安全の提供と豊かな食生活を支えるばかりでなく、世界における多様な食文化の一翼を担う産業です。

日食工は設立以来、食品機械の技術研究・開発の促進及び技術の普及、食品機械に関する安全化・衛生化及び国際標準化の推進、人材育成等を通じて、食品機械産業の発展並びに「食」に関わる国民生活の向上に資するため、積極的に事業活動を行っております。

我が国の総人口は2030年に1億1,900万人となり、高齢化比率は31.2%に上昇するとの推計があります。一方で、世界人口は増加しており2030年には85億人に達する見込みです。地球温暖化によりここ数年地球環境は急激に悪化しており、食料資源やエネルギー等問題が人類の生存に大きな影響を及ぼすことが懸念されており、世界各国は連帯して課題解決に取り組むことが極めて重要になっています。

食品産業は、さまざまな栄養素を含む食品を安定供給することで、SDGsが目指す豊かで健康な社会に貢献できる産業です。

日食工は、人々の健康で豊かな「食」生活を支えるために必要な食品加工技術の向上、業界を支える人材の育成、スキルアップ、食産業におけるイノベーションにつながる情報の提供などに努めるとともに、環境負荷低減に資する活動を行ってまいります。そして、日食工としての基盤強化を図っていくことで、SDGsが目指す持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

日食工は、以下の6つの課題を優先的に取り組むこととし、実効性のある行動を通じて、事業を展開してまいります。

一般社団法人日本食品機械工業会
会長 大川原行雄

優先的課題

  1. 業界の人材の知識、技能のレベルアップ
  2. ダイバーシティ経営・ワークライフバランスの推進
  3. 産業支援(技術革新)への取り組み
  4. FOOMA JAPAN 環境負荷低減への取り組み
  5. デジタル化の推進及び資源の有効活用
  6. 省庁、食品ユーザー団体、学会・大学、EHEDG、地域社会との取り組み

SDGsへの取り組み

目標詳細
4. 質の高い教育をみんなに業界の人材の知識・技能のレベルアップ
食品機械業界の次代を担う人材育成のため、各種講座を開催。食品機械業界に関わる知識習得と技能向上のため、講座の拡充、カリキュラムの見直しによる質の向上等に取り組んでいきます。また、業界に関係するセミナー等の開催情報を発信します。
8. 働きがいも経済成長もダイバーシティ経営・ワークライフバランスの推進
有識者による講演会の開催、省庁施策の紹介、会員企業の具体的な取り組み事例などを情報共有します。また、女性視点による長時間労働の是正、働きやすい環境づくり、多様性を追求した人材活用、採用、定着を目指し、業界全体の成長を推進します。
9.産業と技術革新の基盤をつくろう 産業支援(技術革新)への取り組み
安全・衛生企画委員会、技術委員会をはじめとする委員会・ワーキンググループにおいて、調査・研究、勉強会の開催を通して、最新の法令、規則、技術動向等の情報を会員企業へ展開。合わせて「FOOMA技術ジャーナル」で技術情報を積極的に収集・発信します。また、表彰制度「FOOMAアワード」を通じて、食品機械の技術研究・開発の促進及びその技術の普及を図ります。
12. つくる責任つかう責任FOOMA JAPAN 環境負荷低減への取り組み
食品機械の展示会「FOOMA JAPAN」の開催にあたり、必要な資材の再利用、廃棄物の資源化、省エネルギー化、低炭素化を推進し、持続的な事業を展開することにより業界全体の発展を図ります。
15. 陸の豊さも守ろうデジタル化の推進及び資源の有効活用
日食工事務局で開催する会議資料等のペーパーレス化を推進し、資源循環型社会に貢献する様々な活動を実施します。
17. パートナーシップで目標を達成しよう省庁、食品ユーザー団体、学会・大学、EHEDG、地域社会との取り組み
会員企業のSDGsへの取り組みを支援します。各社の取り組み事例等を紹介しながら、業界におけるSDGsの普及啓発に取り組みます。食品機械業界の将来を見据えて、省庁等関係機関、団体、大学、研究機関、EHEDG等国際機関との交流・連携、最新技術情報の共有、グローバルパートナーシップの活性化、産業振興、地域振興に取り組みます。